再生医療で着目される
脂肪幹細胞の「血管再生力」
再生医療の現場では、皮膚の虚血状態に脂肪幹細胞の「血管再生力」が活用されています。
血管は、肌の細胞に栄養を行き渡らせ、
表皮・真皮・脂肪層すべてにアプローチすることができる重要な器官。
そこに着目し、脂肪幹細胞の「血管再生力」をスキンケアに応用することを考えました。
血管が減少すると、複合的な
エイジング悩みをもたらす
肌に栄養を行き届かせるために重要な働きをする毛細血管は、
加齢により面積・密度太さが低下し、その機能も衰えます。
しかし、血管が減少すると、細胞に栄養がいきわたらずコラーゲンやエラスチンの産生量も減少し、
皮膚が薄くなり、ハリの低下につながります。
また、血色感やツヤも失われるなど、複合的なエイジング悩みをもたらします。


肌の全層へ、
血管再生アプローチ
毛細血管からしっかりと栄養成分が供給されることで 表皮・真皮・脂肪層に至るすべての層において
細胞が活性化し、その数も増えることが今回確認できました。(a)
また、毛細血管が多く存在する真皮では、線維芽細胞のコラーゲン繊維形成が促されることも確認できました。(b)
血管の存在により肌全層の細胞を活性化することは、肌をよい状態に保つことに繋がります。


脂肪幹細胞の血管再生力を
高めるエキスを発見
今回私たちは脂肪幹細胞の血管再生力の源となる重要な因子(VEGF・bFGF)の放出を活性化し、
血管再生だけでなく今ある血管の維持にも寄与するエキス3種を発見しました。


今後も最新の再生医療研究を通じて新たなスキンケア・ヘルスケア技術の開発に努めてまいります。